ニヤニヤ・システムエンジニアのバグ修正
ニヤニヤ君(兄弟)の作ったプログラムのバグ発生率は300%をとっくに超え、初期の面影は全く残っていません。 (ここまで凄い人は滅多に居るものではないと思いたいですが、この部署にはニヤニヤ君(兄弟)の脳性能を超えるNEC系列社員さんが、あと3人います。) そしてまた、ニヤニヤ君の作ったプログラムにバグが見つかりました。 今回はニヤニヤ君(弟)のバグ修正を、ニヤニヤ君(兄)が行うことになりました。 ニヤニヤ君(兄)はいつもニヤニヤして、今までニヤニヤしていないところを一度も見たことがありません。 その顔で私をウホッと見つめてくるので、とても恐ろしい社員さんです。 (バグ修正の会議中) ニヤニヤ君(兄) ニヤニヤ。 私 「では、ニヤニヤ君(弟)のバグ修正の会議を始めます。」 ニヤニヤ君(兄) ニヤニヤ。 私 「ニヤニヤ君(兄)が作った修正プログラムを事前に頂きましたので、紙に印刷しております。」 ニヤニヤ君(兄) とてもニヤニヤ。 私 今日はいつもよりニヤニヤしてるな。 ニヤニヤ君(兄) かなりニヤニヤ。 私 「ニヤニヤ君(兄)の修正は、私からは仕様書が参照できない部分にあたりますので、私からの説明は出来ません。部長からはこのまま使っても良いと許可は下りていますが。」 ニヤニヤ君(兄) 凄まじくニヤニヤ。 私 すげえな。こんなにニヤニヤしている人を見るのは初めてだ。 アゲアシ君 「ニヤニヤ君(兄)、修正箇所を説明してもらえますか?」 ニヤニヤ君(兄) ピタッ。 私 あっ! ニヤニヤしなくなった! ニヤニヤ君(兄) 「他のプログラムから、ロックする処理をコピーすると直りました。」 私 「何故この修正で直るのか、説明してもらえますか?」 ニヤニヤ君(兄) 「わかりません。」 私 はい? アゲアシ君 「部長から指示が出てるんだから、投入しないといけないだろう。かなり急ぎだし。」 ニヤニヤ君(兄)の修正したプログラムを客先に納品しました。 後になって、修正内容が間違っていることが判りました(笑) <<前のページへ戻る <<TOPページへ戻る |