直線上に配置


(7/10話)試験凶行☆正社員

 結合試験を行っているチームに人員の補充が必要になり、途中からこのチームに合流しました。
 結合試験を行ったところ、全ての項目がNGになりました。

 NECグループ社員様のプログラムはバグだらけで全く動きません。NECグループリーダー様は試験結果にOKと記入しろと叫びまくって脅迫してきます。

☆☆☆☆

 部長が来ました。

部長
  「1日のノルマは1人で試験100件です。」


  「無理です。」
  「このプログラム、バグが原因で全く動きません。」


  「バグが1件見つかる毎にプログラムを解析して、それを障害報告書に記入するので、1件試験するのに1時間かかります。」
  「順調に試験が進んだとしても、1日に試験できるのは8件です。」


  「私の担当個所では試験1件について5つの確認事項があるのが多いので、それを考えると1日に試験できるのは良くて2件です。」
  「ですので、1日のノルマは2件にしてください。」

部長
  「・・・。」

部長
  「残業をして件数を増やしてください。」


  「私は残業をしてもお金は貰えない契約なので無理です。」
  「残業をすると赤字になるので会社から怒られます。」
  「そもそも残業をしても試験結果は全てNGですので、やるだけ時間の無駄です。」
  「どうしても100件の試験が必要なら、試験要員を50倍に増やしてください。」

部長
  「・・・。」

部長
  「OKを100件がノルマとしてください。」


  「ええ?OKを100件ですか?」
  「そんなの、全日本人を試験要員に雇っても無理じゃないですか。」

別の試験担当者
  「どういう事ですか?」


  「バグが原因で全試験項目がNGなので、全ての日本人を雇ってもOKが100件にはならないんです。」

別の試験担当者
  「そりゃそうだ、日本どころか地球上の全人類を雇っても無理じゃねえか、ゲラゲラ。」
  「部長、即急にOKを100件にしないといけないので、試験機材を地球上の全人類にいきわたるように用意してください。」

部長
  「・・・。」

部長
  「1日のノルマは1人で1000件にしてください。」


  「え?10倍ですか。」
  「そんなことをしたら、機材から煙が出ますね。」

別の試験担当者
  「煙ですか?」


  「私の担当試験では機材での通信が必要になるので、機材の処理能力から考えると定時までに80件、残業をしても100件が上限です。」
  「機材の性能を10倍にアップする必要があるので、機材に10倍の電圧を掛けます。すると煙がでます。」

別の試験担当者
  「そんなことをしたら機材がぶっこわれるじゃないですか、ゲラゲラゲラ。」

部長
  「・・・。」

部長
  「1日のノルマは1人で10000件にしてください。」


  「え?」

別の試験担当者
  「いったい何倍まで増やすつもりだよ!!!!」
  「さき煙が出ると言ったのに、電圧を100倍に上げたら煙どころか炎が出るじゃねえか!!!!」
  「ゲラゲラゲラ。」

部長
  「・・・。」

 部長は無言で去っていきました。

 部長が実現不可能な無理難題を押し付けてきましたが、皆で力を合わせて撃退することに成功しました。


<<前のページへ戻る
<<TOPページへ戻る

直線上に配置