(26/26話)自爆テロを決行するも自分だけ死亡
私は3つの作業を同時に受け持つことになりました。 3つ同時に受け持つのはさすがに無理だと言うことで、この中から1つはリーダーと担当者Aが基本設計まで行い、リーダーの基本設計が終われば、私が引き継いで詳細設計以降の作業を行う段取りとなりました。でも、リーダーと担当者Aは仕事を行おうとしません。 設計作業は行われず、プロジェクトはコケました。そして今では、NEC系列会社のリーダー様と鈴与シンワートのリーダー様がパワハラ行為を繰り返して、その罪を私に擦り付けようとしています。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 鈴与シンワートのリーダー様はNEC社内で2ヶ月以上にわたってサイバーテロを繰り返し、プロジェクトを壊滅状態に陥れましたが、ついうっかりして自分と同じ会社の担当者Dにもサイバー攻撃を加えてしまいました。担当者Dはテロの影響を大きく受け、未だにプログラムの作成が終わっていません。 (担当者Dを除いたメンバーは今期の作業が全て終わっています。) この状態が続くと、高評価を得ていたはずの担当者Dが、品質偽装を働いて進捗報告書へ虚偽記載を行っていることがバレてしまうかもしれません。もしそうなれば、NEC本社からこのチームに調査が入り、開発メンバー全員(但し私を除く)が担当者Dと同様の不正を元気に働いていることや、NEC系列会社の上層部の人が障害報告書を元気に改ざんしていることまでバレてしまうかもしれません。 ここに来て、やっと担当者Dがプログラムの作成を完了しました。プログラムの納品日から2ヶ月を過ぎており、製品の発売日までは1か月を切っている状態です。 担当者DはNEC本社に気付かれる前に、急いで試験を完了させて不正を隠蔽しなくてはなりません。 あっ。 このタイミングで、重大な問題が発覚しました! 今になって、担当者Dの担当箇所で要求仕様がごっそりまるごと見落とされている事が判りました。私が調べてみたところ、プログラムの規模は3000L超えであることが判りました。もうだめです。 <おわり> <<前のページへ戻る <<TOPページへ戻る |