(20/26話)自爆テロを決行するも自分だけ死亡
私は3つの作業を同時に受け持つことになりました。 3つ同時に受け持つのはさすがに無理だと言うことで、この中から1つはリーダーと担当者Aが基本設計まで行い、リーダーの基本設計が終われば、私が引き継いで詳細設計以降の作業を行う段取りとなりました。でも、リーダーと担当者Aは仕事を行おうとしません。 設計作業は行われず、プロジェクトはコケました。そして今では、NEC系列会社のリーダー様と鈴与シンワートのリーダー様がパワハラ行為を繰り返して、その罪を私に擦り付けようとしています。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 私がチームメンバーのバグを沢山見付けたことにより、最近になってようやくリーダー達も、プロジェクトがヤバい状態であることに気付き始めたようです。それよりも10,570Lのプログラム実装漏れのほうが相当にヤバい気がしますが。 そこで、リーダー達から耳を疑いたくなるような指示が出ました。 チーム内で見つかった複数のバグは1つの障害報告書にまとめて記載、複数のバグを1つのバグとして(偽装)報告し、バグ件数を実際よりも少なく見せかけるようにだそうです。 そもそもスケジュールに大幅な遅れが起きているのは、鈴与シンワートのリーダー様がサイバーテロを仕掛けて2ヵ月以上に渡って業務をストップさせたのが原因ですし、未だに仕様が始まっていないのは、基本設計を担当しているNEC系列会社のリーダー様が仕事を行っていないのが原因です。何故、下の人間が品質偽装を犯してリーダー達の失態をもみ消さなけらばならないのでしょうか。 こんな指示を受けて本当にその通りに行動する人が居るとでも考えているのでしょうか。当然こんな指示は無視することにします。こんなふざけた指示は二度と出さないで欲しいです。 !!!チーム内の開発メンバーが偽装報告書の作成を開始しました!!! 私 そんなバカな!!! みんな元気に(偽装)報告書を作成しています。 メンバー間でテキパキと連携を取り合い(偽装)報告書を作成しています。 担当者D(鈴与シンワートの人)も(偽装)報告書を作成しています。 私 おまえら面白すぎ 笑 笑 笑 笑 チーム内の開発メンバーのうち、品質偽装を行っていないのは私一人だけとなってしまいました。 たまに無関係な作業を行っている人もやってきて、一緒に(偽装)報告書を作成するまでになりました。 私の周りで繰り返し(偽造)報告書が作成されているので、何が起きているのか追いかける事ができなくなってきました。 でもなんだかおかしいです。 NEC本社の人は、こんなおかしな報告書が連続で送られてくれば、直ぐに異常に気が付くはずです。 私から担当者Cの致命的バグ6件の修正手伝いを行ったので、このバグ6件でもバグ1件と(偽装)された障害報告書の行方を追いかけてみる事にしました。すると、この報告書がNEC系列会社上層部まで回覧された後に、記載内容が全て入れ替わり、要望指摘1件の報告書になりました。 つまりそう言う事が判りました。 <<前のページへ戻る <<TOPページへ戻る |