(19/26話)自爆テロを決行するも自分だけ死亡
私は3つの作業を同時に受け持つことになりました。 3つ同時に受け持つのはさすがに無理だと言うことで、この中から1つはリーダーと担当者Aが基本設計まで行い、リーダーの基本設計が終われば、私が引き継いで詳細設計以降の作業を行う段取りとなりました。でも、リーダーと担当者Aは仕事を行おうとしません。 設計作業は行われず、プロジェクトはコケました。そして今では、NEC系列会社のリーダー様と鈴与シンワートのリーダー様がパワハラ行為を繰り返して、その罪を私に擦り付けようとしています。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 前回、リーダーの揉み消し行為により、私が報告書へ記載したバグ19件のうち半分が削除されてしまいました。しかし、こんなことをしても無意味です。現状では未だ仕様は決まっておらず、実装漏れが10,570Lあるなどを考えると、チーム全体のバグ件数はすぐに3桁台になります。どれだけバグをもみ消しても、次から次へと無限にバグが沸いてくるでしょう。 私の方ですが、バグを修正した後は、手持ちの作業が無くなって来ました。 次は、作成していなかった詳細設計書を作成することにします。プログラムの納品日は既に過ぎていますが、仕様が解らないので未だ作成していませんでした。事務処理的な意味で詳細設計書も今のうちに作っておいたほうが良いでしょう。 どうせ仕様が決まれば作り直しになるので、作り直しになっても残念な気持ちにならないように、最低限の物だけ作成することにします。と言うことで、詳細設計書のフォーマットに関数の一覧表だけ記入した仕様書を作成しました。 この仕様書のレビューをチームメンバー宛に出したところ、何故か指摘が一件もありませんでした! プログラムのレビューも行いましたが、要望指摘1件だけで、修正は必要なしでした。 もう何もすること無くなってしまいました。 いつまで待っても仕様が決まらないし、リーダーが試験をストップさせているので、もう何もできません。 このままでは何もしていないのに、NEC系列会社のリーダー様と、鈴与シンワートのリーダー様からのパワハラ行為をひたすら受け続けることになります。パワハラ被害を減らすために、NEC本社宛ての報告書へ設計作業完了・プログラム作成完了の記載を行っておきました。 でも、パワハラ被害を受けていない人は、とっくの昔に同様のことをやってるんだよな・・・。 本当に何もすることがありません。 暇すぎるので、他の開発メンバーを手伝うことにします。 まず、バグ修正を手伝います。でもデバッグを行えるまで進捗が進んでいる人が居ません。 次は、実装漏れプログラムの作成を手伝います。でも仕様が決まっていないので、何を作れば良いのか解りません。 どうなっているんだ、このチームは。 とてもとても暇です。やる事が何もありません。 そうしているうちに、担当者Bと担当者Cから、プログラムのレビュー依頼が届きました! 早速確認してみたのですが、担当者Bのプログラムは何だかおかしいです。 既存処理をコピーして作ったようですが、既存処理の計算結果を何故か再計算しようとしています。NEC本社から提示されていた仕様も実装されていません。本来、担当者Bへ分担されていた処理が何処にも実装されていません。 関わりたくないので、今は気付かないふりをする事にしましょう。 そういう理由なので、設計レベルの指摘は行わずに、プログラムレベルの指摘を行うことにしました。 プログラムのレビューしたところ、致命的バグが合計して15件ほど見つかりました。 ちなみにこれは納品済みのプログラムなので、担当者Bと担当者Cはこのバグを修正後、報告書を作成してNEC本社に提出しなくてはいけません。 ああああ、また障害の揉み消しです。 リーダーから、担当者Bと担当者Cに対して、NEC本社には障害を報告しないようにと指示が出ました。 <<前のページへ戻る <<TOPページへ戻る |