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(16/26話)自爆テロを決行するも自分だけ死亡

私は3つの作業を同時に受け持つことになりました。
3つ同時に受け持つのはさすがに無理だと言うことで、この中から1つはリーダーと担当者Aが基本設計まで行い、リーダーの基本設計が終われば、私が引き継いで詳細設計以降の作業を行う段取りとなりました。でも、リーダーと担当者Aは仕事を行おうとしません。

プロジェクトがコケるのは確実となりました。そして今では、NEC系列会社のリーダー様と鈴与シンワートのリーダー様がパワハラ行為を繰り返して、その罪を私に擦り付けようとしています。

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(今日は月曜日)

先週の金曜日がプログラムの納品日でした。そして今日は月曜日です。

プログラムの納品日を過ぎましたが、未だ設計作業は始まっておらず、何を作れば良いのか解りません。
プロジェクトはコケました。

リーダーの見積もりでは、プログラム規模はチーム全体で合わせて16,500Lです。
でも作成が間に合ったのは、私の作った暫定プログラム2400Lのみです。
担当者D(鈴与シンワートの人)に至っては、ダミープログラムを納品してプログラムを作成したように偽装しているだけで、なにも作成していません。

今朝もみなさん、しれっと元気に出社しています。
相当にマズイことになっているにもかかわらず、まるで何も起きていないようです。

新しく試験を担当する人達が入ってきました。

試験担当者は、最初に試験仕様書を作成するところから取り掛かることになります。
暫く様子を見ていましたが、一向に作業が始まる気配がありません。
試験担当者は雑用ばかりやらされています。
どうやら、NEC系列会社のリーダー様は、意図的に作業を止めているようです。

プログラムの納品日を過ぎて何日か経ってから、担当者Cもプログラムの作成が終わったようです。
未だ他のチームとの調整作業が終わっていないので、扱い上は暫定のはずですが。
これで、このチームが作成したプログラムは、合わせて5900Lになりました。
これでもまだ、見積もり16,500Lの半分にもなりません。

チームの開発メンバーは続々とNEC本社へプログラム作成完了の報告書を提出し始めました。
これでチームとしては、プログラムの作成と納品を確定させたことになります。


 あらあら、本当にマズイことになりましたね。
 ここまで来たら後戻りはできませんよ。

このチームからのプログラムの納品が確定したので、試験担当者には早めに試験を始めて、作成したプログラムが仕様を満たしているのかを確認して欲しいです。仕様が決まっていないのに、どうすれば試験が出来るのかは謎ですが。

暫く様子を見ていましたが、今回もまた、試験担当者は雑用ばかりやらされています。
NEC系列会社のリーダー様は、意図的に作業を止めているようです。

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