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(14/26話)自爆テロを決行するも自分だけ死亡

私は3つの作業を同時に受け持つことになりました。
3つ同時に受け持つのはさすがに無理だと言うことで、この中から1つはリーダーと担当者Aが基本設計まで行い、リーダーの基本設計が終われば、私が引き継いで詳細設計以降の作業を行う段取りとなりました。でも、リーダーと担当者Aは仕事を行おうとしません。

プロジェクトがコケるのは確実となりました。そして今では、NEC系列会社のリーダー様と、鈴与シンワートのリーダー様が、パワハラ行為を繰り返して私に罪を擦り付けようとしています。

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仕様は未だ何も決まっていませんが、NEC系列会社のリーダー様と、鈴与シンワートのリーダー様からパワハラを受けて、仕方なくプログラムを作成することになりました。

(デッドラインまで残り1日・AM続き)

次は私の担当するプログラムから、NEC本社に基本設計完了と(虚偽)報告して高評価を得ている、担当者Bのプログラムをコールする処理を作成します。私の担当する処理ルート1・2・3のプログラムのうち、1のルートに該当します。

NEC本社に基本設計完了と(虚偽)報告して高評価を得ている、担当者Bのプログラム規模は、リーダーの見積もりでは10000Lです。うち独自処理3000Lは次回の納品日に提出しても間に合いますが、共通処理7000Lについては絶対に今回の納品日に提出しなくてはいけません。

先ず、担当者Bが作ったプログラムが、現状でどうなっているのか確かめてみます。えーと。
ええええええああああああぁぁwwwwww
担当者Bの投入したプログラムは、見積もり7000に対して、たったの30Lです。
しかも、ほぼ全ての行に1つ又は2つのバグがあり、if文やfor文の使い方すら知らないように見えます。どうやら、担当者Bは業務未経験者で、何かの手違いでここで仕事をしているようです。

どうするのこれ、マジで 笑 笑 笑 笑。

パワハラを繰り返しているリーダーがこれに気付けば、何が起きるのかは容易に推測できてしまいます。そこで親切な私は、担当者Bの作成したプログラムを黙って削除しておきました。代わりに私から30Lのプログラムを作成し、あたかも担当者Bが作成したかのように偽装して投入しておきました。
担当者Bは今回、7000Lのプログラムを作成しなくてはいけません。不足ぶんについては、私の処理に取り込む形にして、私からサクッと作成しておきました。(*)

ここでやっと、私の担当するプログラムの作成が終わりました。しかしながら、現状は何も仕様が決まっていないので、プログラムの位置づけはあくまでも暫定プログラムです。仕様が決まれば納品したプログラムを削除して、また作り直すことになります。

(デッドラインまで残り1日・PM)

時間が余ったので、担当者Cの作成したプログラムも確認しておくことにします。処理の漏れがいくつか見つかったので、親切な私は適当にプログラムを作って、担当者Cのプログラムに黙って実装しておきました。これで処理ルート1・2・3の全てのパスが通るようになり、処理が最初から最後まで止まることなく動くようになりました。

(*)
リーダーの見積もりでは担当者Bのプログラム規模は壱萬行、10000行、いっちまんぎょう、なのですが、これは行数が間違っています。私の見積もりでは600Lで、私の方が正解です。ですので、実際に作成したプログラムは少しです。
担当社Bは次回の納品日に、ほんの200Lを実装すれば動く状態にしておきました。完了報告書には壱萬行と書かないとマズいことになります。今からどうなるのか、とても楽しみです。

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