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新種発見☆正社員


(仕事でプログラムのバグとりをやっています。)

 ニヤニヤ君が作ったプログラムに、またまたバグが見つかり、これを私が直すことになりました。このプログラム、バグ大杉。

 でもバグのある箇所がちょうど非公開コードに位置しています。派遣社員の私には非公開コードの仕様書を参照する権限がありません。仕方がないので勘で直しました(爆)

 翌日になって勘で直すのはマズイという話になり、会議を開いて仕様をよくご存知のオオサマ主任さまにプログラムを見てもらうことになりました。

(~会議中~)

オオサマ主任
  (大声・自信満々)「ハァ?今忙しいのに、何故あんたの面倒をみないといけないの?」


  「私には仕様を参照する権限がありませんので。オオサマ主任は仕様をよくご存知かと思いまして。」
  「コードの修正箇所はこの5箇所になっています。」

オオサマ主任
  (大声・自信満々)「あんた修正する前にちゃんと確認したの?これあってるの?」


  「はい、メールで連絡を頂いたとおりに修正しています。私には仕様を参照する権限がありませんので、オオサマ主任に確認して頂きたいのですが。」

オオサマ主任
  (大声・自信満々)「仕様を参照できるとかそういうレベルではなくて、修正した貴方自身がチェックするのが常識だろ。いい加減にしろ、そんなこと言われても困るんだよ。」


  「私では仕様が判りませんので。」

オオサマ主任
  (大声・自信満々)「仕方ないな、じゃあ1つ1つ確認していくぞ。」

(~プログラムのバグ修正箇所を説明中~)

オオサマ主任
  (叫び・自信満々)「あのな!!ココの修正は必要ないダロ!!こんな無意味な修正いれるな!!こういうことをするから処理速度が落ちるんだ!!」


  うおお! 私の(勘で笑)直したプログラムが間違っているなんて、そんなバカな笑
  危うくバグのあるプログラムの入った製品が全国に並ぶところでした!
  この人態度はデカイけど、きちんと間違いを見つけてくれた。
  素敵なお洋服を着たオオサマ主任さま、本当にありがとうございます!

・・・・

オオサマ主任さまの指示通り、修正箇所を元に戻して客先に納品しました。

・・・・

 後になって、修正箇所を元に戻すとメモリ破壊が起きることが解りました。(爆)
私が勘で直したプログラムのほうが正解だった。

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